ビームフォーミングとは、ビームフォーミングに対応している機器(iPhoneなど)についてまとめます。
ビームフォーミングとは
ビームフォーミングとは、無線LANにおいて、効率よく電波を出力することで、ネットワークの実効速度をあげる技術で、最新の無線LANルーターで売りになっている機能です。
子機の場所をソナーで探索し、狙った子機めがけてビームを照射するという、まるで武器?を連想させるような技術です。
設置環境や機器にもよりますが、この機能が無い場合に比べて、2倍程度のスピードになるという検証結果も出ています。1.2倍程度という結果もあり、ばらつきはありますが、対応した機器を持っている方にとっては、メリットが非常に大きい機能になります。
速度もですが、電波が届きやすくなるため、通信が安定することがメリットとなります。
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ビームフォーミング対応のスマートフォン
ビームフォーミングに対応したスマートフォンは2016年4月で下記のものとなります。
- Apple iPhone 6
- Apple iPhone 6 Plus
- Apple iPhone 6s
- Apple iPhone 6s Plus
- Samsung GALAXY S4 SC-04Eシャープ
- AQUOS PHONE ZETA SH-06E
iPhone SEについては、ビームフォーミングに対応しているか現時点では情報がなく不明です。iPhone6シリーズはMIMO対応していますが、SEは非対応ということもあり、機能を落としている可能性もあります。
---2016.11.19追記---
iPhone SEも、ビームフォーミングに対応していることがわかりました。
また、下記の最近の機種についてもビームフォーミング対応となっています。
- iPhone SE
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- Xperia X Performance
- Galaxy S7 edge
- AQUOS SHV32/404SH/SH-03G
- arrows NX F-04G
- arrows NX F-02H
---2016.11.19追記終---
ビームフォーミング対応パソコン・タブレット
- Apple Macbook Air (2013年モデル)
- Nexus 9
---2016.11.19追記---
- iPad mini4
- MacBook(MK4M2J/A)
ビームフォーミングEX 対応機器
ビームフォーミングEXとは、BUFFALO社独自機能で、ビームフォーミングと似た機能をビームフォーミング非対応子機に対しても有効にするものです。但し、メーカーで確認されているのは旧iPhoneシリーズを中心とした、下記の機種に限られます。
- iPhone 5
- iPhone 5c
- iPhone 5s
- Nexus7(2013年発表モデル)
- iPad Retina ディスプレイモデル Wi-Fiモデル
- iPad Retina ディスプレイモデル Wi-Fi+Cellular モデル
- iPad (2013年発表モデル) Wi-Fiモデル
- iPad (2013年発表モデル) Wi-Fi+Cellular モデル
- iPad mini Wi-Fiモデル
- iPad mini Wi-Fi+Cellular モデル
まとめ
魅力的なビームフォーミングですが、対応している子機はApple製品が中心となっており、Android端末はほぼ壊滅的です。
逆に、iPhoneをお持ちの方はWiFiルーター選択時に、大きなメリットとして機種選定のポイントにされていいと思います。